1. 銀の月とネコの耳(1)

    真夜中。満月は高く、優しい風が街を撫で、人々が穏やかに寝静まる刻。街を一望できる高台にポツリと建っている古めかしい洋館。その二階、彼女の部屋。「ん、ふぅ、ちゅ、ちゅむ、ちゅぅ」荒い息遣いと舌と舌が絡み合う音が、妖しげな旋律となって二人の気持ちを昂ぶらせていく。「ぷぁ」口を離し、目元を蕩けさせ舌を出したまま呆ける彼女の顔を観る。開け放たれた窓から指す満月の光が、唾液の橋を反射させ、銀色の糸がツ...

    https://delusionstorage124.blog.fc2.com/blog-entry-2.html 創作という自慰行為の記録。
    2020-05-07 17:06:59 +0900